グラフ旭川

　6月7、8日にフランス・パリ中心部のギャラリー「ショワゼル」で、北海道アーティスト展が開かれ、旭川在住のイラストレーター小川健一さんが、神社や仏閣、演歌歌手など、日本を感じさせる作品を出品しパリっ子たちの評判を集めた。アーティスト展のために2週間の欧州の旅を終えて帰国した小川さんに、旅の感想や仕事への意気込みを伺った。

　温もりのある画風で人気の、旭川在住のイラストレーター小川健一さんに、初めてお会いしたのは約3年前のこと。旭川市内で開かれる作品展についての取材だった。幼少時代から絵を描くことが好きだったという小川さんは、これまでに書きためたスケッチブックを惜しげもなく見せてくれた。人物から、建物、風景、車など、ありとあらゆる題材が小川さんの手にかかると、物語が浮かびあがるように、創造力をかき立ててくれた。どんな場所でも暇さえあればペンを握りスケッチをする。描くことが生活の一部になっているというそれらの作品に魅了された。こうした思いは、国境や人種に関係なく、人々の心をとらえるのだろう。今回開催されたパリでも、沢山の人々に共感を与えたようだ。

いざという時のために！
知っておきたい最新医療

■耳鼻咽喉科医があつかう「がん」
―のなか気管食道耳鼻咽喉科　
理事長・院長　野中　聡さん


■眼瞼下垂症
―旭川美容外科・形成外科クリニック　
院長　金澤 浩之さん


■糖尿病
―東光クリニック　
院長　長峯 美穂さん


■良い姿勢、悪い姿勢
―豊岡中央病院　
リハビリテーション室　室長　前田 健太郎さん

とき：8月6日（火）〜9月1日（日）
（平日11：00〜18：00日曜12：00〜17：00　最終日15：00まで）月曜定休
ところ：ギャラリー喫茶　まるめろの木（東川町北町5TEL82-3002）

　東川町在住の小山内義紀さんの写真展『モロッコ　人と街』が8月6日（火）〜9月1日（日）、ギャラリー喫茶まるめろの木（東川町北町5）で開かれる。
　留萌市出身の小山内さんは３年前に東京で定年退職した後、東川町に夫妻で移住。写真は約8年前在職中に仕事とは関係ない個性ある写真を撮りたいと独学で始めた。東川町に来た頃、写真家・中村友一氏が立ち上げた写真教室・美瑛塾に入会したのが縁で、塾が休止した後も中村氏と交友を深め、作品の講評も受けている。

　天理大学雅楽部（奈良県）による北海道公演が8月6日〜13日に道内各地で開催され、旭川は13日（火）18時30分、旭川市公会堂で開かれる。

　同部は国内外で多くの演奏会を開き、特に“幻の天平芸能”「伎楽」復元に携わり、演じられる国内唯一の団体として知られ、昨年は伝来１４００年を記念し東京の国立劇場でも公演。今年５月、薬師寺で共演した東儀秀樹氏は「天理大学の雅楽の演奏レベルは半端じゃない。古典の雅楽がとっても重厚でしっかりしている。安心感のある雅楽とはこういうものだ」（公式ブログより）と評している。

　今回40年ぶりとなる北海道公演に当たり、長年同部顧問を務める佐藤浩司・天理大学教授（上川郡当麻町出身）に伺った。