グラフ旭川

　年々増え続けているエゾシカは、全道で昨年度約72万頭が生息していると推定され（うち道北は19万頭）、農林業被害は約45億円（2021年度）に上る。そんな中、地域の農林業を守ろうとエゾシカの駆除と利活用に力を入れている女性ハンターがいる。当麻町在住の福山萌子さんだ。
　福山さんは現在、両親と共にハーベストガーデン福山で有機野菜やハーブを栽培する一方、当麻町で地元の猟友会に所属し、年間150〜200頭のエゾシカを捕獲している。特に今年度から当麻町が上川管内の食肉処理業者と提携し4月〜9月は、ハンターが駆除したエゾシカを、業者が回収してくれる仕組みを開始。より効率よく駆除と利活用ができるよう取り組んでいる（可猟期間である10月〜3月は対象外）。

　『旭川で最初の写真師中鉢直綱とあさひかわの写真』展が10月4日〜11日、旭川市民ギャラリー（宮下通11）で開かれる。
　中鉢直綱（1879−1961）は、山形県東村山郡天童町生まれで1890（明治23）年、父母兄弟と共に北海道に開拓使（屯田兵）として滝川に入植。1899（明治32）年、旭川で初の写真館を開業。1条8丁目右10号に本店、後に4条6丁目左6号に支店を開業した。

　紅葉が美しく彩る季節。暑からず寒からず、穏やかな秋は、思考を深め、本の世界に没入するにもぴったりです。毎日忙しく日々を過ごしている皆さんも、たまにはお気に入りの１冊を片手に、自身と対話するひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか？今回はそんな時間を過ごすのにおすすめなカフェ２店をご紹介します。どちらも入店は２名まで限定。街のにぎわいから離れた、落ち着ける空間で、静かな秋をぜひ味わってみて下さい。

●と　き：9月12日（火）〜10月17日（火）　10:00〜17:00
●ところ：東川町文化ギャラリー（東川町東町１丁目）

　写真家・立木義浩氏による２つの写真展「七つの真実にまさるひとつのきれいな嘘を」と「ISLAND HOPPING」が10月17日まで、東川町文化ギャラリーで開かれている。