郷土史研究家 千田 稔
〈第13話〉
牛朱別川の化け物 賑わう夏の宵(旭川市9条)
サンビレッジクリニック
旭川市神居2条18丁目
TEL:0166-61-5500

院長 林 敏
はじめに
テレビに目が釘付けだ。 一昨日(3月11日)発生した、東北から関東に
かけての大地震である。 報道が現場に近づけば近づくほど悲惨な状況
が明らかになってくる。 テレビに次々に映る理不尽な人の死、いたたまれ
ない。
僕は高校2年の夏休みに、国鉄の周遊きっぷを買って、1週間程、一人
で駅に寝泊まりしながら東北の三陸を旅したことがある。 電車がなくなり
、釜石から宮古まで歩いたこと、霊気の漂う浄土ヶ浜、龍泉洞で出会った
人たち、そんな思い出の場所で、家族と幸せな暮らしをしていた多くの人
の命と未来が巨大な津波にのみこまれてしまった。
さて、人の死に方は様々だが、今回の震災のような不慮の事故や自殺
以外は、自然死である。 今回は在宅医療における病状別の死に方に
ついて考えてみたい。
在宅医療におけるがん・非がん疾患の終末期像
日本では病死をする国民の三分の一ががんで、三分の二が非がん性疾患で死亡している。
そこで終末期の軌道を疾患群別に図のように、「がん等のモデル」「心肺疾患などの臓器不全モデル」「認知症・
老衰モデル」の三つに分類する。