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[Popular Serial]
思い出の中の写真シリーズ No.300 記憶の中の1ページ
久保 早恵子さん

音楽とアートと珈琲の店
ギャラリー&カフェ・ミュゼ

 私が大切にしまっている思い出の写真と共に、これまでの人生を重ねてみたいと思います。自分の歩みを振り返る時、気恥ずかしさと、たくさんの反省、悲しみや喜び幸せ…心にさまざまな出来事が去来して参ります。
 当時(20年前)私は、日本語学校で専任教師をしておりました。最初の学会はアジア全体の日本語教育学会で、ワシントD.C で開催されました。アメリカの政治、経済の中心地は不思議な引力がありました。会議の合間、数多い美術館や博物群を一巡するには、あまりにも時間不足で、又訪れることを心に誓いワシントンを後にした無念さが蘇ります。最も印象に残ったギリシア神殿風の白亜の建物の堂の中央、第16代大統領リンカーンの巨大像、ゲティスバーグでの演説刻印。そしてアーリントン国立墓地での深い感銘。また、ケネディ大統領の就任演説「アメリカ」を、色々な言葉に言い換え、旭川市が、社会が、夫(妻)が友人がと、偉大な名言は様々な形で引用され続けております。


[ ランテックス日本語学校時代の教師の皆さんと。中央が校長先生(1992年)。 ]

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[Popular Serial]
旭川発 未来を担う企業
IBS アイビーエス(有)
旭川市7条通8丁目38−50
TEL:0166‐29−5095

介護現場で全国でも珍しいシステム開発

 旭川市内の有料老人ホーム「菜の花」(永山1条23)でこのほど、画期的なシステムが導入された。アイビーエス求i伊藤正樹社長)が開発した『高齢者住宅・介護施設向け ナースコールシステム』だ。入所者がコールボタンで職員を呼び出すと職員が持つ端末に一斉に表示される従来型に加え、「スタッフ間確認機能」を付けたもので、小規模福祉施設では全国的に珍しい情報共有型だ。
 従来型だと同じ場所に複数の職員が向ったり、逆に「誰か行くだろう」と思って誰も向わないなどの問題があったが、この新システムでは呼び出しに対応できるスタッフが端末で「対応する」を選ぶと他の端末に表示されるので、労力削減と効率化につながっている。1人で対応できない場合、他のスタッフを個別に呼び出せる機能も。
 また各入所者の飲み薬や体位交換など介護の予定を個別管理して定期・不定期に通知させたり、夜間時の徘徊防止として施設の出入り口や各居室などにセンサーを設置して、反応すると端末に警報が鳴る機能もある。管理用パソコンでは入居者からの呼出と対応の状況、センサーの監視状況など一覧で確認でき、通知機能などを設定できる。


有料老人ホーム菜の花で導入された
『高齢者住宅・介護施設向け ナースコールシステム』の管理用パソコン。
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[Popular Serial]
あっこの議会 珍道中
105回 道議会に道民の声は届かない?!

久保 あつこ

旭川市議会議員
やきとり専門ぎんねこ店主
旭川女性プラン研究会代表
ウィメンズネット旭川運営委員


請願、陳情は住民の権利!

 請願とは、住民が国会・公官署・天皇・地方議会に
対して自らの希望を述べる権利であり、日本国憲法
第16条によって認められています。陳情は,住民が
公的機関に何らかの要望をするという行為は請願と同じですが、法律上保障された権利ではなく、実情を訴えて善処を要請するものです。地方自治法に陳情等の審査についての定めがあるため地方議会では、陳情も請願に準じて取り扱うこととしているようですが、実際には各議会によりその取扱いにはかなりの差があります。加えて、請願には紹介議員が必要ですが、陳情は紹介議員を必要としません。
 この度、旭川の市民団体として、北海道議会へ請願または陳情を提出しようと思い取り組んでみましたが、道議会に道民の声を届けることがこんなに大変だとは今まで知りませんでした!

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[Popular Serial]
知りたい 聞きたい 法律Q&A
37回 フットワークの軽い顧問弁護士とはどのようなものなのでしょうか?

皆川弁護士の法律相談
旭川弁護士会所属弁護士 皆 川 岳 大

旭川総合法律事務所
旭川市3条通9丁目551-2(緑橋通)
TEL:0166-76-1087 FAX:0166-76-1187

Q 私は、旭川市内で、社会福祉関係の施設を複数経営しております。いわゆる中小企業である私の会社におい ても、クレーム対応、少額の売掛金の回収、従業員の雇用に関するトラブルなど様々な法律問題が発生します。 そのような法律問題について弁護士に相談したいのですが、どのように弁護士にアクセスしたらよいかわかり ません。また、弁護士は一般にフットワークが重いような気がしております。
(Mさん41歳・会社経営)

A 日本弁護士連合会(日弁連)が行った中小企業の弁護士ニーズについての大規模な全国調査(回答企業数 3、214社)の結果、@中小企業のうち約47%が弁護士を利用したことがないAこのうち特に弁護士に相談する ことがないと考えている中小企業が約74%存在するB約61%の中小企業に顧問弁護士ないし相談できる弁 護士が存在しないという結果が報告されています。
他方、中小企業が抱える法的課題について調査したところ、全体の約80%が何らかの法的課題を抱えており、 その相談相手としては、税理士、社会保険労務士、司法書士で大部分を占め、弁護士に相談することはほとん どないという結果が出ています。

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[Popular Serial]
北の自然・人
第313回

多くの人に支えられて

大雪と石狩の自然を守る会
代表 寺 島 一 男


 所属する「大雪と石狩の自然を守る会」が、暮れに創立四〇年を迎えた。先日の「天声人語」の表現を借りるなら、「もう四〇年か」それとも「まだ四〇年か」である。後を見れば「もう」であり、先をみると「まだ」である。
二月の末、市内の会場で運動の歩みを振り返りながら「そのときどうした、これからどうする」との記念行事を持った。
 アーカイブスのスライドを通して、それぞれの時点で運動に関わった人たちが登場して、感想や意見を述べ合った。夕刻には、「四〇年の歩みを語る」祝賀会を開いて懇親を深めた。遠くは箱根から、いつも活動を支援してくれるメンバーがこぞって参加してくれた。足下では西川市長も駆けつけて激励のメッセージをいただいた。
 守る会の運動を改めて振り返ってみると、スタートは大雪縦貫道問題で、いわば貴重で優れた原生的な自然を守れという運動だった。見方を変えれば、山を守る運動だった。山岳地帯は、日本で比較的原生的な自然が残る最後の領域だった。中でも大雪山国立公園はシンボル的存在で、この場所の開発が許されるなら、もはや開発のできない場所はどこにもない。そんな危機感に突き動かされての運動だった。

[ 豊かな大雪山を(ニペソツ山) ]
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[Popular Serial]
北の essay -エッセイ-
(216)

画家 吉田 一雄

― 夢物語り ―

 これはどうなっているの、演奏者の手指もしっかり動いてるし、足元のペダルも強弱をつけて本物だよ。三、四人の小さな子どもらがあれだけの大きな音がどうして出せるのかね、不思議・不思議。舞台上の楽器はピアノでもないしエレクトーンでもないよね。本人が弾いてるのではなくて恰好だけつけてのパフォーマンスの演技なのかもしれないね。それにしても曲(音)に合わせてからだも手も足も、そしてあの首の振り方をみていればまちがいなく弾いているんだよ。演奏者はどこからみても幼児、小学低学年だ。

[ 3ッの花 ]
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[Popular Serial]
あさひかわ 不思議スポット
郷土史研究家 千田 稔

〈第25話〉
龍乃湯温泉の由来 龍神のお告げ(東旭川町上兵村)


 昭和24年頃(1949)、この土地で農業を営んでいた寺林為治さんの長女百合子(当時24歳)が、夏の夜幾夜も続けて龍神の霊夢を見た。あわせて自家ポンプの鉄管がキチキチと妙な音をたて、しかも他家のものには聞こえないので、ますます奇異に感じたので、お大師さんに見てもらったところ、「足の悪い児に井戸を掘らせよ」とお告げがあった。
 不信に思いながら寺林為治さんは5人の子どもと一緒に朝食をとりながら、「誰か足が痛い者はないか」と尋ねてみると、次女の智枝子が「2〜3日前から足が突っ張る」ことを告げた。すると突然父は「お前の好きなところをスコップで掘ってみろ」と言った。


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[Popular Serial]
市民の健康ガイド [地域ホスピスケアの展望]
サンビレッジクリニック
旭川市神居2条18丁目 TEL:61−5500

院長 林 敏

はじめに

 我々の診療所では4名の医師による在宅ホスピスで1年間に約60〜70名の患者さんをご自宅で看取っている。今回はがん治療の中での地域ホスピスケアの必要性、またがん治療の経過の中で急性期病院とかかりつけ医(在宅医)の役割を考えてみたい。

在宅ホスピスの動向

 1990年代から在宅ホスピスが、全国でスタートした。当院は1992年に開業して以来の在宅ケア、在宅ホスピスを行ってきたが20年たった割には、「在宅」の広がりは遅いと感じている。
 今年の4月、診療報酬の改定が行われる。この中で在宅での看取りを行っている医療機関への点数が増額された。これはある意味厚労省による政策誘導といえる。医療費が高騰してるので、病院から在宅へ患者をシフトさせて「医療費適正化」を図ろうとしているのだ。一方、がん患者や一般市民が主役になり「自由になりたい、家に帰りたい」という願いが在宅ホスピスへの流れを後押ししつつあるのも事実である。今後も在宅ホスピスは、病院主体ではなく患者主体のものとして旭川市でも広まってほしい。最後の時を住み慣れた地域で、家で家族と安心して過ごすための地域のネットワーク作りを急がねばならない。

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[Popular Serial]
市民の健康ガイド [肝臓病とγ−GTP]



ワーズ内科胃腸科クリニック
旭川市永山11条4丁目 TEL:46−1919

院長 杉本 友照

@ピロリ菌とは
 ピロリ菌は胃粘膜に住みつくらせん形の細菌で、胃酸を中和する
 能力を持ち、4〜8本の鞭毛で活発に運動します。
 強い胃酸の環境下にある胃内では細菌は生存不可能と考えられ
 ていましたが、1983年にオーストラリアのワレンとマーシャルが世界
 ではじめてピロリ菌の分離培養に成功しました。

Aどのように感染するか
 胃の防御機能が未成熟な5才以下の幼少期に感染します。糞便に
 汚染された水や食品を介した感染や、保菌している親からの離乳食
 の口移しなどで感染します。一度感染するとほぼ一生涯感染が続き
 ます。
 幼少期に上下水道の普及していなかった60才以上の世代では70〜80%の方が感染しています。若い世代でも10〜20%の感染を認めています。
 成人では日常生活においてほどんど感染することはないと考えられています。

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不老不死? ―人類永遠の夢?―
第13回 長根忠人

第三章 アンチエージング

(3)ミトコンドリア
 大和製薬の第一研究室に戻った遠山健史は、
古本屋で購入した、『生物の進化』を開いた。
その本の中のある部分に注目し、考えを巡ら
せた。

 それは細胞質内にある細胞小器官で『ミトコン
ドリア』と呼ばれるものであった。主な働きは
我々が食物から得た栄養素と酸素を原料にし
て膨大なエネルギーを生み出す。これを利用し
て我々は活動している。

 “人間はまったく異なる二つの生物によって
作り出された『ハイブリッド生命体』である。人間
の祖先はもともと酸素を必要としない『解糖』と
いう科学反応を用いたエネルギー産生システ
ムを持っていた。これで問題なく生活し、時が
流れていた。
 しかし、地球環境が変化し酸素の豊富な中で
活発に生活しなければならなくなった。そのた
めに、新たなエネルギー産生システムが必要
になってきた。そこで、ある細菌を取り込むこと
により、酸素を使って大きなエネルギーを生む
『酸化的リン酸化』という反応を利用したシステムを手に入れた”と書かれていた。
 この本が出されたころは根拠となる科学的裏づけに乏しく、また宗教団体の反発もあり、あまり注目されていなかった。


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長根 忠人(ながね ただと)
医学博士。
旭川市内でサクラ咲くクリニックを開業。
09年に上梓した医療SFアクション小説『イプシスの刃』(文芸社)が好評発売中。
サクラ咲く ブログ( http://sakurasaku-c.sblo.jp)
ご意見・ご感想お待ちしております。



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