グラフ旭川

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[Popular Serial]
インタビュー マダムケロコの好きです旭川!! 街の魅力を探る…。
 三浦文学の世界と足跡を紹介する三浦綾子記念文学館(旭川市神楽7の8)が今年、開館15周年を迎える。全国の公立文学館の入場者数が減少、或いは横ばいの中で同文学館はここ数年、入場者数を増やし続け2012年度は前年を大きく上回る2万人以上の入場者数となった。その仕掛け人とも言えるのが、4年前に同文学館の常務理事に就任した松本道男さん。現在は専務理事として、年間80回のイベントや企画展を開催するなど、積極的な運営を行っている。文学館運営の秘策と、様々なアイデアを生み出す原動力を松本さんに伺った。

待ちの姿勢から攻めの姿勢へ
多彩なメニューで入場増加に

ケロコ 各地の公立の文学館が運営に苦労する中、どうやって入場者数を増やして行ったのですか。
松本 ここに関わって一番最初に考えたことは、待ちの姿勢から攻めの姿勢に転換しなければということでした。これまでの入場者を分析すると、三浦綾子の作品のファンが殆どで、文学館に興味があるので行ってみようという人口は圧倒的に少ない。やはり地元の人が親しみを持ってくれる文学館にする必要がある。色々なメニューをこちらから積極的に提供し、そのために色々なイベントを企画する。そして、発進力を高めていく。マスコミの皆さんに協力頂くのは勿論ですが、ホームページで紹介したり、宣伝物やポスター、パンフレットなども毎年作っています。また、作ったパンフレットやポスターは次長と私で富良野や名寄方面の道の駅や観光案内所、ホテルやレンタカーの営業所、レストランなどに毎年持って行き、置いて来ます。
[ 斬新な発想で、次々とイベントや企画展を成功させて来た松本道男さん。とケロコさん。]
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[Popular Serial]
思い出の中の写真シリーズ NO.311 記憶の中の1ページ
勝田 みきさん

ダイアナ 多花木(たかき)

 「本当に大丈夫なの?」と70歳を目前に癌に冒され、入退院をくり返していた母が娘を想い、言った言葉です。
 長年、勤めていた会社を辞めて私が「プロポーションづくりのダイアナ」サロンを一生の仕事として考えたいと、努力し始めた11年前のことです。
 子どもの頃から、思春期も、そして大人になっても肥満体型で悩んでいた私が、知人の薦めでダイアナに出会ったのは38歳の春でした。これまでは失敗を繰り返していたダイエットでしたが、たった5ヶ月で体重マイナス6.3s 、ウエストマイナス9.5cm、太ももマイナス5cmと、体重だけではなくプロポーションまで変えてくれたことに驚きと感激を受けました。

[ 「ダイアナプロポーションコンテスト 多花木大会」でお客様と。(平成24年2月、於ロワジールホテル) ]

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[Popular Serial]
旭川発 未来を担う企業
旭川電気軌道(株)
旭川市3条通18丁目左3
TEL:0166-32-2161

旭川の交通インフラ守り88年

 旭川市民の足として長く親しまれている旭川電気軌道(株)(河西利記社長)が今年創業して88年目を迎える。当初は民間の鉄道会社として旭川4条〜東川間と、旭川追分(豊岡3条2)〜東旭川間で電車を運行させていた。交通手段といえば馬車か徒歩の時代、東川まで4時間かかっていたところを40分に短縮。春になれば旭山公園への花見客が大勢乗車し賑わったという。昭和8年には乗合旅客自動車業(バス事業)も開始した。
 その後、旭川バス(株)(旧旭川市街軌道)を43年に吸収合併し、47年に軌道事業を廃止。モータリゼーションの流れに沿ってバス事業を本業にしていき、現在、年間利用延べ人数は1千万人弱に上っている。団体旅行など貸切バス事業も千歳市に営業所を開設し積極的に展開。旭川と千歳を軸に道外に向けても観光情報の発信を強めている。
 河西社長は「電車からバスへと形は変わりましたが、一貫して地域の交通インフラの一つを担い、人々の足を支えてきました。その責任と自負を持ち続けて今後も守っていきたい」と話す。
[ 昭和47年まで市内を運行していた路面電車。 ]
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あっこの議会 珍道中
116回 市民と議会の意見交換会

久保 あつこ

旭川市議会議員
やきとり専門ぎんねこ店主/旭川女性プラン研究会代表/
ウィメンズネット旭川運営委員

もうすぐあの3・11から2年…

 3月11日の東日本大震災から、もうすぐ2年が経とうとして
います。この震災が他の大災害と大きく違うのは大規模な
原発事故が発生したことです。破壊された4つの福島原発
は国が終息宣言をした後も放射性物質を放出し続け、解
けて流れ出た核燃料は未回収のままなす術もなく放置さ
れ続けています。事故は起こらないというご都合主義の元
に原発が推進されてきたこと、原発で出る核廃棄物の処分
方法さえ確立しておらず、各地の原発で貯蔵されている使用済み核燃料棒が飽和状態であることも露呈し、原発依存によるエネルギー政策を根本的に考え直さなければならないという重い課題が突き付けられました。そして私たちはこれから長い間、ばら撒かれた放射性物質の後始末という未踏の荒野に向き合っていかなければならなくなりました。3・11の大震災は、あらゆる意味で戦後における日本の分岐点と言えます。
 にもかかわらず、現政府は「30年代までに脱原発」という前政府の方針を反故にして原発の再稼働に向けて着々と準備を進め、安倍総理は新規建設に前向きな発言さえもしています。おまけに、1兆円を費やしてとん挫している「もんじゅ」の苦い経験を無視して「核廃棄物削減」という名目で「高速炉」の研究開発により一層力を入れることを決めました。 
 これが私たちが望んだ日本のエネルギー政策でしょうか?私たちの民意でしょうか?何かが違う、何かが私たちの思いとズレている。そう思えてなりません。。

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知りたい 聞きたい 法律Q&A
48回 遅刻しすぎの社員をクビにできるの?

皆川弁護士の法律相談
旭川弁護士会所属弁護士 皆 川 岳 大

旭川総合法律事務所
旭川市3条通9丁目551-2(緑橋通)
TEL:0166-76-1087 FAX:0166-76-1187

Q 私の職場には何度注意しても遅刻を繰り返す社員がいます。遅刻の理由は単なる寝坊がほとんどです。
仕事はできる人なのですが、本人のためにもこのまま放っておくべきではないと思いますし、何より他の社員へ
の悪影響が心配です。何らかの処分を検討しているのですが、どのような方法が適切でしょうか。
(52歳、管理職、旭川市)

A 今回は部下の度重なる遅刻についてどう対処すればいいのかというご相談です。どんな人であっても意図せず
寝坊してしまったり、急な体調不良や不慮の事故などで遅刻してしまうことはありえます。しかし、それが何度も
続くという場合には会社として何らかの手立てが必要です。

労働者と使用者との間の労働契約

そもそも、労働者と使用者との間には、労働者が労務を提供し、これに対して使用者が賃金を払うということを
基本とする労働契約が成立しています。労働契約が成立すれば、業務遂行を前提として、使用者は労働者にさ
まざまな命令を行うことができます。こうした命令には、残業や出張などの日常業務に関するものや、昇進や昇
給、転勤、配置転換などの人事に関するものがあります。そして、労働者は原則として使用者の指揮命令権に
服する形で、労務を提供します。

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北の自然・人
第324回

動き出した白水沢地熱開発(その2)

大雪と石狩の自然を守る会
代表 寺 島 一 男

 地熱開発が予定されている白水沢(白水川)は、石狩川の支流で層雲峡温泉の下流約二・五`の地点に合流点がある。源流は大雪山のお花畑が広がる雲の平で、桂月岳と凌雲岳の間を流れ下るというよりは、一気呵成に落ちてくるような急流だ。
 源頭に立つと、北海道第二の高峰北鎮岳(二二四四b)が目の前にそそり立つ。河口から源頭まで辿っても八`にも満たない短い川で、支流というよりは本流の一角をなす渓谷というほうがふさわしい。
 大雪山のすべての沢を対象に登山の地域研究と称して登っていた頃、標高一四〇〇b近くに大きな滝があることや、登り切れば天上の楽園が待っていることに惹かれて、一度だけ遡行したことがある。山上はもちろんよかったが、渓流の美しさは隣りのリクマンベツ川や天幕沢には敵わなかった。
 地熱地帯はこの沢の中流部、標高一一〇〇b付近を中心に幅約五〇〇b、長さ七〇〇bにわたって広がっている。規模はさほどでもないが、噴気孔や温泉を一帯で数多く見ることができる。この場所は、一部岩石が地熱活動で粘土化され「地獄」になっているほか、川筋の石ころ(凝灰岩)も熱水作用を受けて白褐色になっている。沢の多くで崩壊地形が見られ、地熱地帯に至る沢筋では治山工事が断続的に行われている。

[ 層雲峡付近を流れる石狩川 ]

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北の essay -エッセイ-
(227)

画家 吉田 一雄

― そば処 はまじ ―

 三条七丁目(ヨシタケビル二号館)一階に(そば処 はまじ)がある。
 和風調を店全体にあしらって「和」の美しさをみせている。本通り側の玄関先に巾広いそば処はまじと書いた染め(布)看板がかかっている。当然、玄関先の戸も横引格子である。二十名程が座れるイス、テーブルが置かれ小上がりには五・六人が囲むホリ室も用意されている。
 天井から吊り下げられている和紙造りのあかりが店内の風情を一層もりあげている。
 小さなイスも格子柄、テーブルも素朴な素材作りで店内の温もりを見せる。

[ 春の花 ]
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北海道 不思議スポット
郷土史研究家 千田 稔

〈第2話〉
不動の滝ご利益霊風漂う参道(美瑛町)

 市街地から白金温泉に向かうと、白樺街道に入ると取水求めて順を待つほどの「美郷不動尊」がある。そして観光バスが連なって訪れる人気の「青い池」。更に温泉街に向かう先にあるのが「白金不動の滝」である。訪れる個人観光客も近年増えているが、なぜか地元では敬遠する人も多い。道路から不動の滝までのおよそ500mは霊風が強いからと云う。そこは新四国八十八ヶ所霊場のスタート地点でもあり、ひとりが通れるほどの狭い林のなかの一本道も一因している。

 1953(昭和28)年2月、進藤三郎が白金からの帰途、足の激痛で立ち止まった。白樺の上に火の玉が見えた。このことを太田順好祈祷師に話したところ、「この足に不動さんがすがりついたからである。その滝に不動さんを祀るよう」とお告げがあった。

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市民の健康ガイド [糖尿病 〜合併症予防のために〜]
日本糖尿病学会認定教育施設 清水内科医院
旭川市1条通25丁目 TEL:34−2617

理事長 清水 昇(内科認定医、糖尿病研修指導医、医学博士)
院 長 田屋 登康(総合内科専門医、糖尿病・消化器病・消化器内視鏡、血液病学会認定専門医、医学博士)

 約1000万人。これは日本人の推定糖尿病患者数です。しかし初期の糖尿病では自覚症状に乏しいためか治療されている方はその半数以下です。
 自覚症状は無くても糖尿病による合併症は時間とともに徐々に進行し、失明、腎不全、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険が高くなります。
 糖尿病治療の目的は合併症の発症・進行を防ぐことです。糖尿病の3大合併症といわれる糖尿病性網膜症、腎症、神経症は細小血管の障害によるもので、発症を抑えるには過去1ヶ月間の血糖の平均の目安であるHbA1cを下げることが重要であり、低くコントロールできればその発症頻度は健常人と同程度になります。
 一方、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となる血管障害は食後の高血糖が原因となります。食後血糖は糖尿病発症前の境界型の時期からすでに上昇しており、早期より積極的に食後高血糖を改善すべきです。
 従来の糖尿病治療薬は常にインスリンを分泌する薬剤が多用されていましたが、最近は食後血糖降下剤、インスリン抵抗性改善薬、インクレチン製剤などの新薬が開発され、患者さん個々のライフスタイル、インスリン分泌能、食後高血糖の程度などにより種々の薬剤を選択できるようになりました。
 「血糖値の良くコントロールされた糖尿病」はもはや病気ではありません。早期診断早期治療が望まれます。
(院長 田屋 登康)

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市民の健康ガイド [胃食道逆流症]
交雄会グループ医療法人愛生会病院
旭川市東旭川町共栄223番6 TEL:34−3838

診療部長  櫻井 忍
日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本内科学会認定医

胃食道逆流症とは
 胃食道逆流症という病気をご存知でしょうか?この病名は聞いた事のない方でも、逆流性食道炎はどうでしょう?雑誌、新聞、テレビCM等で目にする機会が増えているかと思います。胃食道逆流症とは、この逆流性食道炎を含めた、「胃の内容物が食道へ逆流するために起こる病気」の総称なのです。
 私達が食べた物は食道を通って胃へ送られます。通常、胃に入った飲食物や胃酸は、食道と胃のつなぎ目である噴門の逆流防止機能等により食道へ戻らない様になっています。しかし、何らかの原因で胃酸が食道に逆流すると様々な症状が出たり、食道に炎症が起きたりします。この様な状態を胃食道逆流症といい、内視鏡で食道炎が認められるものを逆流性食道炎と呼んでいるのです。

主な症状
 胃食道逆流症の典型的な症状は胸やけ(みぞおちから前胸部にかけての焼けるような熱い感じ)と呑酸(のど元まで込み上げてくる酸っぱい感じや苦い感じ)です。他にも、つかえ感やもたれ感等があげられますが、時に狭心症にも似た胸痛が生じる事もあります。
 また、一見食道以外の症状が出る事もあります。のどの違和感、喘息や慢性的な咳、睡眠障害が胃食道逆流症による症状の場合があります。非常に稀ですが中耳炎や虫歯の原因となる事もあります。

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[Popular Serial]
不老不死? ―人類永遠の夢― 

第24回 長根忠人

第四章 スピリチュアル

(6)友達
  井上恵子が小学校へと通い始めて一ヶ月が経った。
「恵ちゃん、学校はどう?お友達は出来た?」
 母親の井上範子は、学校の様子を恵子に尋ねた。恵子は入学式の後一週間は家に居たが、修行を続けるために妙蓮舎へ戻り、そこから学校に通っていた。月に一度だけ家に戻る事を許されていた。今日は初めて家に帰って来たので、範子は心配で尋ねたのだった。
「ママ、大丈夫!摩耶先生は優しいし、クラスのお友達とも仲良く出来ているわ」
恵子はニコッと笑って答えた。
「それなら良いけど…」
範子は、恵子の笑い顔を見て不安な気持ちを吹き払おうとした。
 恵子のクラス担任は小川摩耶と言う三年目の女教師で、クラスを持つのは初めてだった。範子はベテランの先生を希望していたが、学校に変な先入観を持って欲しくなかったので、恵子の事については、てんかんの持病があるとしか伝えていなかった。
「お母さん、大丈夫ですよ。小川先生は若いですが、大学で児童心理学などを勉強しています。早くから副担任も勤めていて、子供たちの人気も高いです」
 立花教頭から入学前の面談で、範子は小川摩耶について説明を受けていた。今日、戻って来た恵子から様子を聞いて少し安心した。

「かんじざいぼさつ…」
 恵子は学校でも般若心経を時々唱えていた。それは、学校には様々なエネルギーが渦巻いているからだった。憑依体質の恵子は、気をつけていないと精神が乱れてしまうために、妙蓮から般若心経を唱えるように言われていた。
「おまえ、何をぶつぶつ言っているんだ?」
隣の席の男の子から、言われても恵子はそ知らぬふりをして唱えていた。


長根 忠人(ながね ただと)
医学博士。
旭川市内でサクラ咲くクリニックを開業。
09年に上梓した医療SFアクション小説『イプシスの刃』(文芸社)が好評発売中。
サクラ咲く ブログ( http://sakurasaku-c.sblo.jp)
ご意見・ご感想お待ちしております。

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