グラフ旭川

東京を中心に活躍していたフレチのシェフ嶋田智明さんと、ヘアメイクアーティストで旭川出身の嶋田久恵夫妻が、旭川で新たな一歩を踏み出すことになった。建物は、昭和初期に建てられ、2年前まで旭川調理師専門学校が使用していた旭川市5条11丁目の歴史的な建造物。レストラン「オネット」と「ラシックヘアー」としてこの建物を再出発させた嶋田ご夫妻の魅力を、ケロコさんがトコトン探りました。

建物の魅力を最大限に生かし
旭川の新たな名所として再生

第9回　
当麻グリーンライフ
シシリアンルージュ

有機農産物の生産・販売に取り組む農業生産法人�挙末ャOリーンライフ。「安全でおいしいものを」との消費者のニーズに応え続けている同社が、約6年前から世に送り出している驚きのトマトジュースが「シシリアンルージュ」だ。

[写真右から順に]
・有機シシリアンルージュ
　720ml 1,555円
・有機シシリアンルージュ
　200ml 470円
・シシリアンルージュのジュースピューレ
　200ml 445円
・シシリアンルージュのジュースピューレ
　720ml 1450円

佐藤 美幸さん

豊幸樹作法会　代表

マナーというと、堅苦しいイメージをお持ちの方が多いのですが、決してそうではないのです。
マナーとは相手のことをたくさん、たくさん思うこと。その思いやりの心が言葉や形となって表れたもの、これが本物のマナーなのです。本物の反対は偽物？　自分が覚えているとカッコイイからと自分のためだけに学ぶマナーは、まだまだ本物ではない、ということです。マナーには、形（知識）、心、振舞の大切な三つの要素があります。この三つの要素が整った時、『思いやりの珠』が生まれます。思いやりの珠は、人の心にスッと入り、心地よさを与えるのです。
これがマナーなのです。

66回

皆川弁護士の法律相談
旭川弁護士会所属弁護士　皆 川 岳 大

旭川総合法律事務所
旭川市3条通9丁目551-2（緑橋通）
TEL：0166-76-1087　FAX：0166-76-1187

第342回

大雪山裾合平にて

大雪と石狩の自然を守る会
代表 寺島一男

チングルマが見たくなって、七月中旬大雪山の裾合平を訪れた。その名も「チングルマの会」という、たった4名の会のメンバーと一緒である。山の花が大好きという気心知れた仲間の集まりで、もう二五年以上も続いている。
旭岳の北山麓、標高1700〜1800メートル付近に広がる裾合平は、旭岳ロープウェイの姿見駅から、2時間も歩けば到着する。
旭岳は水蒸気爆発を起こして成層火山の西側に大きく口を開いた馬蹄形の山だが、北側は緩やかなスロープでこの山の優美な姿の一因になっている。斜面に沿って幾本もの浅い浸食谷ができていて、初夏にはこの谷を埋める雪渓が見事な縞模様をつくりあげる。
この谷筋を横切るようにコースが延びているため多少のアップダウンはあるものの、全体的には平坦な道のりで歩きやすい。なんといっても樹林（高木）限界を超えた最高峰の山腹を巡るため、眺めがことのほかよい。加えて足下には途切れることなくお花も続くので、飽きることがない。

ギャラリーシーズ オーナー 久木 佐知子

アルテピアッツァ美唄

JR旭川駅のコンコースに大きな楕円形の現代彫刻が立っています。
まるで乗降客のさまざまな思いを静かに受け入れているようです。
これはイタリア在住の彫刻家・安田侃さんの「天秘」という名のホワイトブロンズ製の作品です。

安田さんは、1945年、美唄市で生まれ、東京芸術大学大学院彫刻科修了後、70年にイタリアに渡り、以降、大理石の産地として知られる北イタリアのピエトラサンタにアトリエを構え、大理石とブロンズによる彫刻の創作活動を続けておられる世界的な彫刻家です。

第21話

泣く木の伝え　霊魂が宿り崇りを恐れる（栗山町）

国道234号線を栗山町市街地から北に3�qほど向かうとＪＲ室蘭線トンネルと夕張川を挟むように道路がくの字に湾曲している。かつて道路の中央をふさぐようにニレの大樹があり、じゃまなので伐採しようとすると、木が泣き出す。また釜の柄が折れ、刃で大ケガをして、その後病気で死んだ等々、根元には鋸や釜の傷跡が残り、「木の根元には強制労働で酷死して死亡したタコが埋められている」「工事飯場の女の人がニレの木で首をつって自殺」などの話が語られ、道路は迂回してつくられ、昭和７年ころから「泣く木」と呼ばれるようになった。

医療法人修彰会　沼�ｱ病院
旭川市8条通8丁目
TEL：23-2090

会長　前川　勲

平成22年に本誌で子宮頚癌の予防として「ヒト・パピローマウイルス（ＨＰＶ）・ワクチン」についてを話題にしました。
その後、ＨＰＶ・ワクチンが定期接種となり、接種費用が公費負担となったこともあって、現在までに約700万回接種が行われていますが、うち140件の有害事象があったことが報告されています。しかし、別の報告では、860万件の接種でわずか5例しか副作用はなかった、との報告もあります。いずれにしても、副作用のために現在「ＨＰＶ・ワクチンの接種」に待ったが掛ったままになっています。
　今回は、改めて「予防接種」の功罪、そのプラス面とマイナス面について考えてみたと思います。人間は、乳幼児の頃から多くの感染症に罹患しますので、その予防対策として「ワクチンの予防接種」が行われていますが、予防接種は「定期接種（公費負担）」と「任意接種（自己負担）」に大別されます。

第42回　　長根忠人

第四章　スピリチュアル

（24）波動
その夜は綺麗な満月が辺りを照らしていた。井上恵子は１人で寝ていた。そこは、２００年以上続く静岡県裾野
市にある『富士荘』の奥座敷。

「恵ちゃん、１人で大丈夫？」
母親の範子が心配して恵子の顔を覗き込んで尋ねた。
「おいおい。恵子も中学生なんだから大丈夫だよ」
父親の慎吾が範子を嗜めるように言った。
「大丈夫よママ。心配しないで」
恵子は範子を心配させないように言った。
「大丈夫よ範子さん。必ずしも座敷わらしが出るとも限らないし、現れても人に悪さはしないわ。かえってその人に
良い事を起こすのよ」女将の本村順子が笑いながら、範子を安心させるように話しかけた。
「それじゃ、恵子ちゃん。今晩から奥座敷に寝てね。どういうわけか１週間ほど、奥座敷の予約が無いのよ。
こんな事初めて」
順子がそう言うと、
「ほら…、何か有るのでは…」
範子がまた心配しだした。
「大丈夫！恵子は運が良い子だから心配ない！それより風呂。此処の風呂は、富士山が見える良い風呂なんだよ！」
慎吾は心配ないを連呼して風呂場へ向かった。
それを見て、
「もう…、パパは能天気なんだから。私たちもお風呂へ行きましょう！」
そう言うと、範子もお風呂に向かった。
「もう、2人とも」
恵子はこの両親のおおらかさに気持ちが助けられる事が多く、感謝していた。