グラフ旭川

アツアツ編

あの暑かった日は、どこに行ってしまったのか。朝晩すっかり寒くなり、
熱々のお料理が恋しくなります。
どうせ食べるなら、思い切り熱々のものを。
体の中から温まると、なんだか幸せな気持ちになって、笑顔がこぼれます。
今から熱々の美味しいお料理を食べて、元気に冬を迎えましょう。

巴里食堂
旭川市1条8丁目西武旭川店A館8階
TEL:0166-22-0205
営業時間：午前11時〜午後8時半(LO午後7時半)

第22回
コントラクター旭川
米粉

“上川百万石”と名高い米の産地である旭川。この美味しい米を使った米粉は、製粉技術の向上により小麦粉と変わらないほどに細かくサラサラになり、現在パンやお菓子、麺など多様な商品に使われている。
�泣Rントラクター旭川は、米粉を業務用に大量製粉・販売している道内でも数少ない業者。自社栽培した一等米のゆめぴりか、きらら397の2類を使い、大型の米粉製粉プラントで最大毎時60kg強を製粉する。

思い出の中の写真シリーズ NO.342
記憶の中の1ページ

��木　美津子さん

高木小児科医院

旭川で暮らし始めたのは、娘が小学校に入学する時でしたので、ここでの生活は14年になります。
私の実家は岡山ですが、旭川は本当に住みやすい所で、冬の厳しい寒さにも慣れ、長い冬の後の春の訪れに毎年感動しています。
義父が開業した高木小児科医院を主人が正式に引き継いで8年。私は経理と雑務担当ですが、正式に交代する前から少しずつ病院のことに関わるように主人の両親が導いてくれたことは、とてもありがたかったです。嫁の私を可愛がってくれて、優しく思慮深い両親でした。

79回
マイナンバー制度って何？

皆川弁護士の法律相談
旭川弁護士会所属弁護士　皆 川 岳 大

旭川総合法律事務所
旭川市3条通9丁目551-2（緑橋通）
TEL：0166-76-1087　FAX：0166-76-1187

第355回

考えたい日本の森と川

大雪と石狩の自然を守る会
代表　寺　島　一　男

台風一八号の接近で記録的な豪雨が降り続いた関東で、茨城・栃木両県を流れる鬼怒川が氾濫し大きな被害をもたらした。
堤防が決壊し連なる住宅が次々と濁流にのまれ、多数の車がおもちゃの車のように流されていくのを見ると、改めて水の破壊力の怖さを知らされた。
破壊力の大きさは、単に大量の水が急流となって押し寄せるからだけでなく、水の中に大量の土砂が含まれているからだ。河川にもよるが洪水時の水と土砂の量は、概ね七対三といわれるが、今回のような荒れ狂う大洪水になるとその比率はもっと縮まる上、樹木や巨礫、様々な流出物を伴うから、その破壊力は想像以上のものとなる。

ギャラリーシーズ オーナー 久木 佐知子

チェアーズギャラリー「イタリアンデザイン〜原型をつくる」展

絵の見方や楽しみ方、その歴史から絵画の謎に迫るものまで、最近書店に行くと美術関係の書籍が充実していますね。確かに巨匠たちが遺した名作にはさまざまな謎が秘められています。名画を一編のミステリー小説のように読み解いていくと、巨匠たちの意外な素顔が見えてきます。画集やテキストでも美術の知識は得られますが、より理解を深めるにはそのものずばり、絵画や彫刻を直に観ることです。

▲遊び心あふれるソファ イタリアンデザイン展(チェアーズギャラリー)

第34話

賢治観音の力窮乏のどん底生活を救う守り神（穂別町）

穂別町はアンモナイトやウミガメ、クジラの化石が多く、化石の里と呼ばれている。市街地から山奥に20kmほどの旧富内線終点駅裏に立派なお堂に収まっているのが「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ　雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケズ…」で有名な詩人宮沢賢治をモデルにした「賢治観音像」である。

1947（昭和22）年、横山正明が十二代目穂別村長に就任してまもなく、村全体が大水害のため橋や田畑が流出、戦前の冷害や日照りから立ち直れずにいた村民は窮乏のどん底生活にいた。横山村長の公約は�@発電所建設�Aスクールバス�B公民館の新設を三大事業に理想郷めざし格闘したが、赤字財政の村では特に電源開発は多額の費用捻出に困難を極め、挫折寸前で村の復興は至難だった。

こんの優眼科クリニック
旭川市曙1条6丁目　TEL 0166-25-8341
院長　今野　優

ドライアイ患者は、およそ800万人と言われています。初期症状はとてもあいまいで、何となく目が疲れやすいという感じで、自分では気づきにくいものです。気になる方は、ドライアイの検査をお勧めします。

無意識に出る涙は大切
涙は上まぶたの外側にある涙腺（るいせん）で作られます。涙というと、悲しい時に出る涙を思い浮かべますが、目にゴミが入った時やタマネギをきざんだ時にもたくさん出ますし、アクビをしても出ます。それ以外に重要な涙は、意外にも出ていることを意識させずに出ている涙なのです。この涙は、1日分溜めたとしても0.6〜1ml ですから、1年分でも220〜365ml 。コーラの細い缶から太い缶くらいにしか溜まらないことになります。この涙を基礎分泌といいます。

第55回　長根忠人

第四章　スピリチュアル

（37）謎の建物
　井上恵子は、『福寿会』の事を調べる為に小さな古ぼけた建物に居た。今は骨董屋だったが、以前は資料館だったと其処に現れた老婆が答えてくれた。恵子が『福寿会』の名を挙げた時、老婆は驚き恵子の顔をまじまじと見詰めた。その眼に一瞬妖しげな光が瞬いた。
「お婆さん、『福寿会』をご存知なのですね」
恵子は臆することなく尋ねた。
「……」
老婆は眼を閉じて、沈黙していた。
「お婆さん、聞こえますか？」
恵子は沈黙に耐えられず、大きな声で聞き返した。
「そう大きな声で喋らんでも聞こえておるよ」老婆は五月蝿いとばかり耳を擦りながら答えた。
「ごめんなさい」
恵子は素直に謝った。
「あんた、意外と素直じゃね。名前は？」
老婆は、恵子をじろじろ見ながら尋ねた。
「私は井上恵子と言います」
恵子がそう答えると、
「わしは後藤花子、花ちゃんと呼んどくれ。くれぐれも婆ちゃんなどと呼ぶなよ」
老婆の言い草が面白く、恵子は笑ってしまった。