グラフ旭川

ヘルシーメニュー編

素材がいいと何も手を加えなくても、そのままで美味しい。
お料理するとレベルアップ。
品揃え豊富なスーパーも魅力的だけど、こだわりのお店に行ってみませんか。
お店の人との会話で、新しいメニューもゲットできるかもしれません。

(有)大和田鮮魚
旭川市東光9条3丁目3の9
TEL:0166-34-3082
営業時間：午前9時〜午後5時
定休日：日曜日、祝日

第28回
どら猫帽子店
エゾシカ革の帽子

道内で近年、増えすぎて社会問題化しているエゾシカ。その有効活用が叫ばれ、さまざまな取り組みが行われている。
旭川の帽子製造販売業「どら猫帽子店」では、活用に貢献しようと約6年前からエゾシカ革の帽子を作っている。エゾシカの体はニホンジカ亜種では最大級で皮に厚みがあり利用価値の高さで注目されているが、帽子の製造は国内でも稀れ。

小川 宗北さん

遠州流茶道
成名庵

成名庵は旭川市郊外、北の嵐山地区に位置し「手作りのお菓子と茶花でおもてなし」がモットーの茶室です。
私とお茶との出会いは四、五才の頃、姉が高校の茶道部に所属していたらしく制服姿の腰に下げられた真っ赤な帛紗が幼い脳裡に焼きついた。そうして、社会人になった私は勤め先の会社の茶道部で初めてお茶に触れることとなる。

85回

皆川弁護士の法律相談
旭川弁護士会所属弁護士　皆 川 岳 大
旭川弁護士会所属弁護士　青 山 和 志

旭川総合法律事務所
旭川市3条通9丁目551-2（緑橋通）
TEL：0166-76-1087　FAX：0166-76-1187

第361回

もう一つの卒業式

降り注ぐ陽光が、特別な存在に感じられる季節になった。上空もそれに応えるようにまどろみを見せる日が多い。
一直線に春に向かうわけではないが、寒さが行きつ戻りつしながらも、街角の積雪は確実にその量を減らしている。
この季節、陽気に負けて予定にない行動に走ることも度々だ。近くの雑木林に足を運んで、根開きした穴の底に萌え出るフキノトウなんかを見つけると、もう単純にも心が潤んでくる。
先日もほんの少しの気分転換と自分に言い聞かせて、近くの忠別川に出かけた。気がつくと“ほんの”が“かなり”に変わっていたが、いつもの出会いに心が躍った。

ギャラリーシーズ オーナー 久木 佐知子

日伊国交樹立150年−盛りだくさんのイタリア絵画展

今年は日本―イタリア国交樹立150周年です。
ファッション、グルメでイタリアブームが予感されますが、美術展も多く開かれ、レオナルド・ダヴィンチ、サンドロ・ボッティチェリ、カラヴァッジョなど、15−16世紀のイタリア・ルネサンスの巨匠たちの作品を集めた特別展が相次いで開催されています。
その中のひとつ「ボッティチェリ展」（東京都美術館、4月3日まで）を2月初旬にじっくり鑑賞してきました。ボッティチェリといえば、ヴィーナスや聖母子を描いた画家としておなじみです。

第40話

開拓の礎石“鎖塚”囚人を繋いだまま埋められる（北見市）

1890（明治23）年、ロシアの南下政策の防衛策として、旭川から網走までの中央道路急務となり、同年5月着工、年内開通の突貫工事となった。しかし、人夫を雇うにも人不足から動員させられたのは空知監獄と、網走監獄からの囚人（約1200人）で、旭川・網走双方から道路設置に取り組むものであった。
朝の3時から夕方７時までの、1日16時間という苛酷なもので、食事は生味噌とご飯だけの4食のみ。ビタミン不足で次々と脚気で倒れていった。

こんの優眼科クリニック
旭川市曙1条6丁目2-1
TEL：0166-25-8341

院長　今野　優

以前の話になりますが、人気テレビ番組「踊る！ さんま御殿!!」で「世代間ギャップを痛感した時」というテーマが取り上げられ、40代の上司が、「子どもの時、学校健診の視力検査で0.2だった」という話をしたところ、それを聞いた20代の後輩に「私はＣでした」と言われ、「??」だったということが紹介されていました。学校健診の視力結果は、世代間ギャップになっているのですね。

眼科学校健診
昭和33年に学校保健法が公布され、その後何度か改正されながら、現在に至っています。眼科に関する定期健康診断は「視力検査」「眼の疾病および異常の有無」の2項目について行なうことになっています。このうち視力検査は、眼科学校医自らが行なう眼科健診に先立って通常実施されており、保健調査とともに眼科健診の予診的検査として位置づけられています。

第61回　長根忠人

第四章　スピリチュアル

（43） 襲撃
「よし！今日こそ見つけるぞ！」
福之輔は、そう心に誓い福寿の杜の奥へ進んだ。伝説の野草を探してすでに１週間が経っていた。
「しかし、思っていた以上に困難な道のりだ…。いや、頑張らなくては！」
福之輔は弱気になる自分に喝を入れながら、足を前に進ませた。
「色々な薬草が有る。文献通りだから間違った方向ではない」
気持ちは焦るが、今まで調べた文献を確認しながらの行程の為、思ったより日数がかかってしまっていた。
「桔梗…頑張るぞ！」
福之輔は、懐に手を入れてある物を握りしめて囁いた。それは出発の前日に、愛する桔梗が手渡してくれたお守りだった。
「私が、お祈りをしながら作ったお守りです。きっと福之輔様のお役にたつ筈です」
桔梗が魂を込めて作ったお守りを握りしめると、体に力が湧いて来た。
「よし。やるぞ！」
一声上げて福之輔は奥に進んだ。