グラフ旭川

旭川弁護士会所属弁護士　皆 川 岳 大
旭川弁護士会所属弁護士　青 山 和 志

旭川総合法律事務所
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第449回

栗山のオオムラサキは

　道内各地の昆虫館を探訪するバスツアーを七月中旬行った。特定外来生物セイヨウオオマルハナバチの防除活動を協働して行っている「大雪山マルハナバチ市民ネットワーク」との共催である。
　対象のセイヨウだけでなく生き物学習の裾野を広げようと、毎年市民の参加を募って実施しているもので、今年は昨年に引き続き栗山町のオオムラサキ館を訪れた。
　国蝶のオオムラサキは、北海道から九州まで各地に分布しているが、北海道は幼虫が唯一エサ（葉）とするエノキ（エゾエノキ）の分布が限られているため、道南から道央にかけての一部の地域でしか見られない。いまのところ分布の北限は石狩市浜益区、東限は栗山町とされている。

第149回

第四章　スピリチュアル

（131）波動と時空
『時空の祠』で、井上恵子と三浦義人が、大久保保の変わり果てた姿について話していた。
「ごめんなさい」
声が聞こえ、パーッと光で祠が照らされた。再び、
「ごめんなさい…」
と悔恨に打ちひしがれた声がし、光の中から大樹の精霊・桔梗が現れた。透明感が有る姿に、
「…桔梗様……」
恵子は、桔梗の乱れた波動を感じ、かろうじて声を掛けた。
「…お前が……」
大久保は、怒りで声が震え、詰まった。
「大久保先生、大丈夫ですか？」
義人は、大久保の体を心配した。
「大丈夫な訳がないだろう！！！」
大久保は怒りを爆発させた。怒りで体が小刻みに震えた。
「……」
「……」
義人と恵子は、黙り込んでしまった。
「ハア、ハア、ハア、フ―」
大久保は、乱れた呼吸を整えるように、深呼吸した。
「義人、恵子ちゃん…。見苦しい姿を見せてしまい、すまない」

ショコライズ 旭川市神居3条10丁目1の1 TEL：0166-74-7939 営／午前10時〜午後7時 休／月曜日

「竹久夢二　憧れの欧米へ旅」に寄せて　その１

　大正ロマンを代表する画家のひとりで、数多くの美人画を残した竹久夢二（１８８４〜１９３４）の作品を展示する「竹久夢二　憧れの欧米への旅」が道立旭川美術館（竹久夢二展旭川市民実行委員会など主催）で9月23日（土・祝）から11月19日（日）まで開催されます。

　竹久夢二といえば、モダンでファッショナブルな美人像で知られる画家。憂いをおびた眼差しやあでやかな衣装、のびやかなポーズの女性は「夢二式美人」とも呼ばれ、当時の若い女性の間で絶大な人気を博したそうです。

心も体も癒される旅

　真っ白な毛に覆われた彼らを見た瞬間、私は不覚にも「可愛いーーー！」と声を上げていました。
　彼らとは、『白老ポロトコタン・アイヌ民族博物館』を訪問した時に出合った北海道犬のことです。
　常時３匹ほど居ましたが、子犬の愛くるしい仕草は見ていて飽きません。元々大型にはならない犬種ですが、少し大きくなると顔立ちが凛々しくなり、これはこれで堪りません。

旭川郷土史ライター＆語り部
那須 敦志

物売りのいる街角

　かつての旭川中心部では、あちらこちらの路上で物が売られていました。野菜に果物、植木に鉢花。当時の絵葉書（写真１）からは、道路の一角を占拠して堂々と商売をしている様子が伺えます。
　瀬戸物や玩具なども売られましたが、こちらは巧みな口上で人を集めて物を売る香具師による商売です。